タガノフルチャンス（2021年生、母タガノディーバ）

タガノフルチャンス（2021年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+期待大」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時16歳）と交配したタガノディーバが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は八木牧場。主な勝ち鞍は2024年の3歳以上C2二。

経歴

デビュー前

平田修厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2024年）

2月11日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。14頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

5月12日、中9週で迎えた3戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

5月19日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1900m 小雨/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

6月20日、中4週で迎えた5戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の笠形山特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月4日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた6戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のノイヤーに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月26日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のアスピシャスデイを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

4歳（2025年）

3月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、飲んで応援!京都の酪農賞（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大山真吾騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

8月13日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で大山真吾騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のケイアイマウンガに1馬身3/4の差をつけて3勝目を手にした。

9月3日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大山真吾騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るペイシャツネを上がり2位の末脚で3/4馬身差し切って4勝目を掴み取った。