サラスマイル（2005年生、母コクトハピネス）

サラスマイル（2005年3月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人名＋微笑」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤベガ（当時9歳）と交配したコクトハピネスが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は長濱秀昭。戦績は、中央平地5戦0勝、地方16戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上D3四。

経歴

デビュー前

1歳のとき、長浜秀昭から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

11月18日、デビュー戦は田中博康騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は418kg。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた2戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

3歳（2008年）

3月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

3月30日、中3週で迎えた4戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

5月11日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り17着に終わった。

6月5日、中3週で迎えた6戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳F4一（園田ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた7戦目は、3歳F3三（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったコパノパニックをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

7月8日、中1週で迎えた8戦目は、3歳F3二（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた9戦目は、3歳F3二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた10戦目は、3歳F3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

8月15日、中0週で迎えた11戦目は、3歳F3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（5戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

9月11日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた12戦目は、3歳F4一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、タイシュウゲツに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

9月30日、中2週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた13戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D4四（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

10月13日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた14戦目は、3歳以上D3四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のハニーソオスイートに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月30日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上D1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C6三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

12月11日、中3週で迎えた17戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D1一（園田ダート1230m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上D1三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

4歳（2009年）

1月2日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上D2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

1月14日、中1週で迎えた20戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上D3三（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。