ピンクドルフィン（2014年生、母スピードエアロ）

ピンクドルフィン（2014年4月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ピンク色のイルカ」。毛色は栗毛。種牡馬のウインクリューガー（当時14歳）と交配したスピードエアロが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）スピードファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方16戦2勝2着3回。2017年の佐賀桜花賞(地方重賞)で3着に入った他、2017年の大観峰賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

7月31日、デビュー戦は宮崎北斗騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた2戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた3戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

9月25日、中3週で迎えた4戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のプリマヴェリーナに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月8日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺博文騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、カヤクに交わされて1馬身半差の2着となった。

3歳（2017年）

1月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

1月22日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は渡辺博文騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のユメニカケルに1馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

2月4日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のつばき賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は村松翔太騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた9戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の大観峰賞（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のホープフルカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は村松翔太騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の佐賀桜花賞（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は渡辺博文騎手（3戦2勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

4月22日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦のレッドスター特選（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺博文騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

9月30日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺博文騎手（5戦2勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったナンゴクミチカに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

10月15日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺博文騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったポーラーブレイズに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

10月28日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺博文騎手（7戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺博文騎手（8戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた17戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって8着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は渡辺博文騎手（9戦2勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

4歳（2018年）

1月8日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺博文騎手（10戦2勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。