タイキデスペラード（1997年生、母アドマイヤマカディ）
Taiki Desperado
1997.05.10
タイキデスペラード（1997年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時9歳）と交配したアドマイヤマカディが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道広尾郡大樹町、生産者は（有）大樹ファーム。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方29戦12勝2着5回。主な勝ち鞍は2003年のすみれ特別(B1 B2)。
経歴
デビュー前
大樹レーシングクラブにて総額4,800万円（12万×400口）で一口馬主が募集された。
田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。
3歳（2000年）
7月9日、デビュー戦は嘉藤貴行騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は488kg。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。
7月22日、中1週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アイアムザラッキーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。
8月12日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。
8月30日、中2週で迎えた4戦目は、3歳戦の2000川崎フラワー賞6（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。7着に敗れた。
4歳（2001年）
10月7日、約13か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上500万下の三国特別（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。
10月21日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、3歳以上500万下の石打特別（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。
11月4日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で嘉藤貴行騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。
5歳（2002年）
1月5日、中8週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた8戦目は、石川浩文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のナイスオンに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。
1月21日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石川浩文騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスーパーテイオーに1馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。
2月2日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川浩文騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のホーミングラヴに6馬身の差をつけて3勝目を収める
2月18日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川浩文騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアンバーダンサーに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
3月3日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石川浩文騎手（4戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオートキングに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。
3月25日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で石川浩文騎手（5戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サマニルーチに3/4馬身交わされて2着に敗北した。
5月5日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エアランブルに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。
5月26日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダイナミックラムに4馬身の差をつけて制した。
6月10日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコマゾネスに2馬身の差をつけて7勝目を手に入れた。
6月29日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハニーエスカーダに5馬身の差をつけて優勝
7月20日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は石川浩文騎手（6戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリンデンハスラーに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
11月10日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた19戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川浩文騎手（7戦6勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。
11月30日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川浩文騎手（8戦6勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。
12月14日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川浩文騎手（9戦6勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り4着に敗れた。
6歳（2003年）
1月5日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスイングメイトに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。
1月19日、中1週で迎えた23戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第2戦）（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、リージェントハートにクビ差交わされて2着に甘んじた。
2月24日、中4週で迎えた24戦目は、アメジスト特設（佐賀ダート1750m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は鮫島克也騎手（5戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオートキングに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。
3月22日、中3週で迎えた25戦目は、すみれ特別（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（6戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトウコウグリーンに7馬身の差をつけて勝利数を12に伸ばす
7月20日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた26戦目は、なでしこ特別（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（7戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。
8月16日、中3週で迎えた27戦目は、馬産地協賛ラベンダー特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は牧野孝光騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。
8月31日、中1週で迎えた28戦目は、あさがお特別（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（8戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。
9月21日、中2週で迎えた29戦目は、ひまわり特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は石川浩文騎手（10戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、スタードウジョウジに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。
10月19日、中3週で迎えた30戦目は、コスモス特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川浩文騎手（11戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。
11月9日、中2週で迎えた31戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、さざんか特別（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、スタードウジョウジに交わされて3馬身差の2着に敗北した。
11月30日、中2週で迎えた32戦目は、もみじ特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は石川浩文騎手（12戦6勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。
12月22日、中2週で迎えた33戦目は、バーベナ特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（9戦6勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい6着に敗れた。
7歳（2004年）
1月4日、中1週で迎えた34戦目は、バラ特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は石川浩文騎手（13戦6勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。
1月17日、中1週で迎えた35戦目は、シクラメン特別（佐賀ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川浩文騎手（14戦6勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。