アルゴノート（2000年生、母サイレーン）

アルゴノート（2000年5月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ギリシャ神話の舟、アルゴ船遠征隊」。毛色は栗毛。種牡馬のチーフベアハート（当時7歳）と交配したサイレーンが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は栃木県、生産者は（有）ハイランド牧場。戦績は、中央平地16戦1勝2着4回、地方6戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

桜田勝男厩舎（盛岡）へ入厩。

3歳（2003年）

7月21日、デビュー戦は佐々木忍騎手を鞍上に据えて、3歳C2（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は476kg。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のサムライクスホットに半馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月6日、中6週で迎えた2戦目は、3歳C2（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のノーブルレディに8馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

11月2日、中7週で迎えた3戦目は、3歳C1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木忍騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、勝ったエアユートゥーから3/4馬身差の2着に敗北した。

11月16日、中1週で迎えた4戦目は、小林央幸騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた5戦目は、3歳C1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は佐々木忍騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4歳（2004年）

1月3日、中4週で迎えた6戦目は、4歳C1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月18日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に敗れた。

5月16日、中3週で迎えた8戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1200m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず16着に終わった。

7月4日、中6週で迎えた9戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

8月22日、中6週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。17頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

8月28日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるヤマニンフレンジーにクビ差届かず2着となった。

10月30日、中8週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中剛騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中剛騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスプラッシュをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

12月11日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中剛騎手（5戦1勝）。18頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に敗れた。

5歳（2005年）

4月17日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の桜木特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

9月3日、約4か月半の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（6戦1勝）。18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

6歳（2006年）

4月15日、約7か月半の休養明けで迎えた17戦目は、4歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシャドウフレアに半馬身届かず2着に敗北した。

8月13日、約4か月の休み明けで迎えた18戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したマイネルハイアップにハナ差届かず2着に惜敗した。

8月20日、連闘で迎えた19戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7歳（2007年）

1月13日、約5か月の休み明けで迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

4月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったアイシクルアートに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月5日、約4か月の休み明けで迎えた22戦目は、3歳以上500万下の萬代橋特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。