スウィフトダンサー（2011年生、母スウィフトレディー）

スウィフトダンサー（2011年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のファスリエフ（当時14歳）と交配したスウィフトレディーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）飛野牧場。戦績は、地方43戦10勝2着3回。2013年のジュニアクラウン(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、飛野牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、山科統によって357万円で落札された。

後藤保厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2013年）

6月28日、デビュー戦は東川公則騎手を鞍上に据えて、2歳（笠松ダート800m 曇/稍重）に出走。馬体重は451kg。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手が足りず3着に敗れた。

7月26日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアクティブウイークに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月30日、中4週で迎えた3戦目は、2歳オープンの秋風ジュニア（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

9月26日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦のチャレンジ（2）（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦の晩秋特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で東川公則騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったカツゲキイチバンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月24日、中1週で迎えた6戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のジュニアクラウン（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったカツゲキイチバンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

11月21日、中3週で迎えた7戦目は、2歳戦のチャレンジ（4）（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のポアントに5馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

12月13日、中2週で迎えた8戦目は、2歳戦のチャレンジ（5）（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

3歳（2014年）

1月17日、中4週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の新春ペガサスカップ（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

1月23日、連闘で迎えた10戦目は、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて、最後は2着のアクティブウイークに1馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

2月26日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の十六銀行杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（6戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたフラッシュモブ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3月12日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の春時雨特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で向山牧騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のカツゲキイチバンをアタマ差振り切って4勝目を掴み取った。

4月10日、中3週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の新緑賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で向山牧騎手（8戦3勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた15戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で向山牧騎手（9戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のエガオデコタエテをアタマ差振り切って5勝目をつかんだ。

5月9日、中1週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で向山牧騎手（10戦4勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた17戦目は、A・G・I（笠松ダート1600m 雨/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は東川公則騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は勢いを失って9着に終わった。

7月2日、中4週で迎えた18戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（11戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた19戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（12戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた20戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（13戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のジョイフルサンデーをアタマ差振り切ってファンの期待に応えた。

8月25日、中1週で迎えた21戦目は、根ノ上高原特別（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（14戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

9月24日、中3週で迎えた22戦目は、一般A5 B3（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（15戦5勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた23戦目は、日本ベンダーネット杯（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（16戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマイネルダウザーをアタマ差振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

10月27日、中1週で迎えた24戦目は、野菊特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（17戦6勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月10日、中1週で迎えた25戦目は、下呂賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で向山牧騎手（18戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るゼンノジェネラルを3/4馬身差し切って圧倒的支持に応えた。

11月25日、中1週で迎えた26戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、磨墨特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた27戦目は、十六銀行Smile杯（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は東川公則騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて、最後は2着のエガオデコタエテをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

12月26日、中1週で迎えた28戦目は、ひいらぎ特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（7戦2勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

4歳（2015年）

1月7日、中1週で迎えた29戦目は、ことぶき特別（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（8戦2勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

2月2日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、春菊賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（9戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のブライテストソードをハナ差振り切って10勝目を達成した。

2月18日、中1週で迎えた31戦目は、一般A5（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で東川公則騎手（10戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

3月4日、中1週で迎えた32戦目は、春蘭特別（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で東川公則騎手（11戦3勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

11月25日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は池田敏樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

12月16日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた34戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（19戦7勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた35戦目は、笠松応援記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（20戦7勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

5歳（2016年）

1月7日、中0週で迎えた36戦目は、一般B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（21戦7勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

1月25日、中2週で迎えた37戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は池田敏樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた38戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は向山牧騎手（22戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

3月8日、中3週で迎えた39戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（23戦7勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた40戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（24戦7勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

4月13日、中2週で迎えた41戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（25戦7勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた42戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は東川公則騎手（12戦3勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

6月29日、中8週で迎えた43戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（26戦7勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。