シルクポテンシャル（2002年生、母アナボタフォゴ）

シルクポテンシャル（2002年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋潜在能力」。毛色は鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時17歳）と交配したアナボタフォゴが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方5戦4勝。主な勝ち鞍は2005年の一般C3。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額4,000万円（8万×500口）で一口馬主が募集された。

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

9月25日、デビュー戦は大西直宏騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に敗れた。

10月16日、中2週で迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

3歳（2005年）

3月5日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

8月28日、約6か月の休み明けで迎えた4戦目は、柄崎将寿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柄崎将寿騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

10月22日、中5週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた6戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般C3（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイオウギに約10馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

11月6日、中1週で迎えた7戦目は、一般C3（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のレッドチェイサーに6馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

11月21日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダーマに5馬身の差をつけて勝利をモノにする

12月4日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るベルベストを上がり0位の末脚で半馬身差し切って破竹の4連勝を決めた。

12月18日、中1週で迎えた10戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1400m 雪/不良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。