デルマシシマル（2011年生、母ビルアンドクー）

デルマシシマル（2011年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名より、本馬の幼名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時13歳）と交配したビルアンドクーが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地9戦0勝2着3回、地方28戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2016年のBS開局5周年記念・グリーンチャンネル賞(一般C1四)。

経歴

デビュー前

牧田和弥厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

11月24日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

12月21日、中3週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。17頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

3歳（2014年）

2月15日、中7週で迎えた3戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

3月23日、中4週で迎えた4戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

5月3日、中5週で迎えた5戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた6戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、キングストーンに交わされて3馬身差の2着となった。

6月15日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したピースメーカーにクビ差届かず2着に惜敗した。

6月28日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた9戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったレインオーバーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2015年）

1月23日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた10戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、睦月特別（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に敗れた。

4月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、石川駿介騎手を鞍上に迎えて、たて座特別（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

5月22日、中3週で迎えた12戦目は、ダイアモンドターン賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川駿介騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた13戦目は、夏木立特別（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川駿介騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

7月9日、中4週で迎えた14戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、青桐特別（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた15戦目は、ノヴェリスト・プレミアム（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

8月5日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、北海道とともに、世界へ特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

9月16日、中5週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた17戦目は、新ひだか建設協会特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた18戦目は、北海道日高装蹄師会特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で桑村真明騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた19戦目は、優駿の里「安平町雪だるま」特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で桑村真明騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた20戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、ビオラ特別（門別ダート1800m 晴/不良）に出走。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた21戦目は、室蘭工場夜景特別（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したアナンタンに3/4馬身届かず2着となった。

12月12日、中3週で迎えた22戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、震災復興子ども達に夢と笑顔を（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

12月28日、中1週で迎えた23戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、銀嶺賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したゴッドバローズに半馬身届かず2着となった。

5歳（2016年）

1月10日、中1週で迎えた24戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキーズシリーズ第3戦（水沢ダート1900m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

3月21日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた26戦目は、希望郷いわて国体開催記念葛巻町賞（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のゼンノブショウに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月25日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のテイクエイムに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月16日、中2週で迎えた28戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、アプリコットビューティ賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したイグゼキュティヴにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月30日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のマイネヴァイザーに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月13日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（5戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた31戦目は、エメラルダ賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

9月12日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた32戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

9月26日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた33戦目は、南部杯カウントダウン14（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（7戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したノリノリハッピーにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月10日、中1週で迎えた34戦目は、BS開局5周年記念・グリーンチャンネル賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のコイスルキセキに3馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

10月24日、中1週で迎えた35戦目は、しずくいし産業まつり賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（9戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、トウショウノワールに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

11月6日、中1週で迎えた36戦目は、いろはす賞（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（10戦4勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は力尽きて5着に敗れた。

11月26日、中2週で迎えた37戦目は、一般B2八（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（11戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。