アツコ（2013年生、母シックファイター）

アツコ（2013年3月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のワークフォース（当時6歳）と交配したシックファイターが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）豊洋牧場。戦績は、中央平地13戦0勝、中央障害12戦1勝。主な勝ち鞍は2017年の障害3歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、豊洋牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって432万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、由井健太郎によって918万円で落札された。

尾関知人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

6月14日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

8月22日、中9週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

9月21日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた4戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

3歳（2016年）

1月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた6戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

3月5日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

3月26日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

5月22日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（5戦0勝）。18頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（6戦0勝）。18頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

7月17日、中5週で迎えた12戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 雨/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた13戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

9月10日、中5週で迎えた14戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

10月1日、中2週で迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で大江原圭騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月26日、中7週で迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で大江原圭騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4歳（2017年）

2月4日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。12着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で江田勇亮騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月2日、中4週で迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は大江原圭騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。3着に入った。

4月23日、中2週で迎えた20戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月2日、中9週で迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は大江原圭騎手（4戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月22日、中2週で迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大江原圭騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月9日、中6週で迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で大江原圭騎手（6戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で大江原圭騎手（7戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のサーストンコラルドに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月2日、中8週で迎えた25戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大江原圭騎手（8戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。