クリノクリスタル（2020年生、母クリスタルキャノン）

クリノクリスタル（2020年1月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+母名の一部」。毛色は芦毛。種牡馬のブラックタイド（当時19歳）と交配したクリスタルキャノンが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は浜本牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、浜本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、栗本守によって880万円で落札された。

大橋勇樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

7月10日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

11月27日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい13着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた4戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

3歳（2023年）

1月9日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて11着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた6戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた7戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた8戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったロンシャンクイーンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

3月26日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田口貫太騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

5月28日、中5週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は田口貫太騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では出色の末脚を発揮したが、5着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小沢大仁騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小沢大仁騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したシャドウレディーにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月15日、中1週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小沢大仁騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のオールマキシマムに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月18日、中8週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田口貫太騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったヴォードヴィルにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

10月9日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田口貫太騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったスマートケープに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

10月28日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田口貫太騎手（5戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のゴーフォマームードを半馬身振り切って2勝目をつかんだ。

4歳（2024年）

3月16日、約4か月半の休養明けで迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田口貫太騎手（6戦1勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に敗れた。

3月30日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田口貫太騎手（7戦1勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田口貫太騎手（8戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。