トリヴォルテソーロ（2016年生、母アルフィーネ）

トリヴォルテソーロ（2016年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「パキスタンの山の名＋冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のスターリングローズ（当時19歳）と交配したアルフィーネが17歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は浦河土肥牧場。主な勝ち鞍は2018年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、バンブー牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、白井牧場によって313.2万円で落札された。2歳のとき、ヤシ・レーシングランチから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、了德寺健二ホールディングスによって1,350万円で落札された。

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

10月21日、デビュー戦は木幡育也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は490kg。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のコスモロビンソンをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

12月8日、中6週で迎えた2戦目は、2歳500万下（中山ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡育也騎手（1戦1勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

3歳（2019年）

1月6日、中3週で迎えた3戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

3月9日、中8週で迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた5戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

4月27日、中4週で迎えた6戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京ダート2100m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

8月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から13kg増やして迎えた8戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、はくちょう座特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた9戦目は、一般C1一二三（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

9月20日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた10戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、一般C1一二三（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた11戦目は、一般C1一二三（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた12戦目は、野菊賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤本現暉騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着を確保した。

11月15日、中3週で迎えた13戦目は、港でナイトタイム賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤本現暉騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた14戦目は、品川区水辺千本桜賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で藤本現暉騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

4歳（2020年）

3月19日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C1一二三（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた16戦目は、一般C1二三（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に敗れた。

5月2日、中2週で迎えた17戦目は、一般C1一二三（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

5月22日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1二三四（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1一二三（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤本現暉騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

6月25日、中2週で迎えた20戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C1二三四（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1一二三（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、5着を確保した。

9月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、一般C1一二三（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた23戦目は、中野大好きナカノさん賞（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

11月6日、中3週で迎えた24戦目は、一般C1一二三（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

12月13日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた25戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、ターコイズ賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のサンクビジューに1馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

12月27日、中1週で迎えた26戦目は、宮崎県馬事畜産振興杯（佐賀ダート1300m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で出水拓人騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

5歳（2021年）

1月12日、中1週で迎えた27戦目は、千両賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で出水拓人騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

3月13日、中8週で迎えた28戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、染色月賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた29戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、春光賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた30戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、鳥待月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったイサチルエースに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4月23日、中1週で迎えた31戦目は、かきつばた賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた32戦目は、狭夜月賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は真島正徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた33戦目は、五月雨月賞（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

11月21日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた34戦目は、神帰月賞（佐賀ダート1300m 雨/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた35戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、ほとめきナイター賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

12月25日、中2週で迎えた36戦目は、クリスマスナイト賞（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は出水拓人騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず4着に終わった。

6歳（2022年）

1月3日、連闘で迎えた37戦目は、初夢賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（3戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

5月29日、約5か月の休養明けで迎えた38戦目は、さがけいば馬券女王決定戦×ドリームシリーズ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のステラディウスに約11馬身の大差をつけて1番人気に応えた。

6月12日、中1週で迎えた39戦目は、さがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（5戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のルージュパルファンに約11馬身の大差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月3日、中2週で迎えた40戦目は、シュガー来場記念（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（6戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシルバーセイントに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

8月7日、中4週で迎えた41戦目は、佐賀競馬移転開設50周年うまてなし賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（7戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のレディクルシマに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。