ヤマニンスタウト（1997年生、母ヤマニンクララ）

ヤマニンスタウト（1997年5月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミスターシービー（当時17歳）と交配したヤマニンクララが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）ヤマニンベン牧場。戦績は、中央平地11戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2000年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

田原成貴厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

12月12日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は512kg。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

12月25日、中1週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

3歳（2000年）

2月6日、中5週で迎えた3戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝2000m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

3月25日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したサンライズプラチナに半馬身届かず2着となった。

4月9日、中1週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で千田輝彦騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたヤングフォード決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

5月7日、中3週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で千田輝彦騎手（4戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、勝ったスウィンガーマンにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

5月20日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で千田輝彦騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のビワストームに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月18日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた10戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の露草賞（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に敗れた。

8月6日、中3週で迎えた11戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。競走中止となった。