ガルトマーン（2014年生、母ウイングレット）

ガルトマーン（2014年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「インド、ヒンドゥー神話の『鳥の王』」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングズベスト（当時17歳）と交配したウイングレットが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方13戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2017年のゼラニューム賞(C1-4)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額3,000万円（75万×40口）で一口馬主が募集された。

高橋亮厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

3月4日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

4月22日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着を確保した。

6月4日、中3週で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、6着に終わった。

7月2日、中3週で迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

8月19日、中6週で迎えた6戦目は、D.ホワイト騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

10月15日、中5週で迎えた8戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、はくちょう座特選（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったジョニーギターに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月28日、中1週で迎えた9戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、SAGAジョッキーズカップ（佐賀ダート1750m 雨/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた10戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、アンドロメダ座特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジョニーギターを強烈な末脚で半馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

11月18日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、勝ったポーラーブレイズに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

12月3日、中1週で迎えた12戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、夕日に愛されたまち玄海町賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサンライズミライに1馬身1/4の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

12月16日、中1週で迎えた13戦目は、ゼラニューム賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のペイルブルードットに5馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

4歳（2018年）

1月7日、中2週で迎えた14戦目は、長崎街道鳴瀬宿特選（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は岡村健司騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシュダイカに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

1月28日、中2週で迎えた15戦目は、ガーネット特選（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村健司騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したポーラーブレイズに半馬身届かず2着に敗北した。

2月6日、連闘で迎えた16戦目は、楽天競馬賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡村健司騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた17戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、レディスヴィクトリーラウンド佐賀第2戦（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた18戦目は、コーラル特選（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は岡村健司騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた19戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、長崎街道大村宿特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

4月29日、中4週で迎えた20戦目は、長崎街道黒崎宿特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。