ビバクラシック（2007年生、母ニホンピロスミレ）

ビバクラシック（2007年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名（万歳）＋クラシック」。毛色は芦毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時9歳）と交配したニホンピロスミレが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は佐々木直孝。戦績は、中央平地9戦0勝、地方6戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上C1。

経歴

デビュー前

当歳のとき、佐々木直孝から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

野元昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

12月20日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は532kg。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

3歳（2010年）

1月24日、中4週で迎えた2戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた3戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

8月21日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

10月3日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

12月31日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から15kg増やして迎えた7戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミラクルゴールドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2011年）

2月3日、中4週で迎えた8戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、勝ったメイショウピゴットにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

2月17日、中1週で迎えた9戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったトウケイトニーを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

3月10日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカントリーバードに5馬身の差をつけて順当に勝利した。

3月25日、中1週で迎えた11戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のクサナギノツルギをクビ差振り切ってファンの期待に応えた。

4月13日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦政宏騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のミステリークイーンに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月22日、約6か月半の休み明けで迎えた13戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

10月29日、連闘で迎えた14戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた15戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート2500m 雨/不良）に出走。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。