ミスフィガロ（2018年生、母ミスアンコール）

ミスフィガロ（2018年4月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「女性+フィガロ。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時16歳）と交配したミスアンコールが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2021年の紫苑ステークス(牝G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

10月25日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は406kg。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では超凡な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月23日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

3歳（2021年）

2月28日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたシュレンヌ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

3月20日、中2週で迎えた4戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月8日、中6週で迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のイリマに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月7日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のリズムオブラヴに1馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

9月11日、中4週で迎えた7戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3の紫苑ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

10月17日、中4週で迎えた8戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1の秋華賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

4歳（2022年）

1月23日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの西尾特別（中京芝2000m 小雨/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

2月12日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラスの春日特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では稲妻の如き末脚を披露したが、3着に終わった。

5月28日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの御在所特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったファユエンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月19日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの三木特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月3日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの赤倉特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のアラビアンナイトに1馬身1/4の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

10月23日、中6週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの甲斐路ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

5歳（2023年）

2月12日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上3勝クラスの初音ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

7月9日、約5か月の休み明けで迎えた16戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの五稜郭ステークス（函館芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月29日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのSTV賞（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月24日、約5か月の休み明けで迎えた18戦目は、3歳以上3勝クラスのサンタクロースステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

6歳（2024年）

1月13日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた19戦目は、牝馬限定のハンデG3の愛知杯（小倉芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。