エムティリオ（2023年生、母エムオールビー）

エムティリオ（2023年3月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のグレーターロンドン（当時11歳）と交配したエムオールビーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は門別牧場。2025年のクリスタル特別に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2025年）

7月9日、デビュー戦は阿部龍騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は416kg。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のゴーゴークロアに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月29日、中2週で迎えた2戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのクリスタル特別（門別ダート1000m 晴/重）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のイイデヒロインに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月30日、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は阿部龍騎手（1戦1勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

10月30日、中8週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた4戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。