セイントチェイサー（2010年生、母ピットエンジェル）

セイントチェイサー（2010年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時26歳）と交配したピットエンジェルが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大島牧場。戦績は、地方27戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年のメイフラワー賞。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大島牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、内海正章によって735万円で落札された。

八木仁厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2012年）

7月28日、デビュー戦は酒井忍騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は469kg。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったナスノキセキに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

9月6日、中5週で迎えた2戦目は、2歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

10月16日、中5週で迎えた3戦目は、2歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた4戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、2歳（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスガノファンタジーを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

12月18日、中5週で迎えた5戦目は、2歳戦のサウンドホース賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したファイアーベルを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3歳（2013年）

1月31日、中5週で迎えた6戦目は、3歳戦のガーネットフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

2月28日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦のアメジストフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したスズカランランに3/4馬身届かず2着に敗北した。

4月16日、中6週で迎えた8戦目は、3歳戦のエイプリルフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5月21日、中4週で迎えた9戦目は、3歳戦のメイフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルガリオンを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を収める

6月12日、中2週で迎えた10戦目は、南風特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

11月15日、約5か月の休養明けで迎えた11戦目は、浦島特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で森泰斗騎手（7戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

12月19日、中4週で迎えた12戦目は、ジングルベル特別（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で森泰斗騎手（8戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

4歳（2014年）

1月4日、中1週で迎えた13戦目は、末広特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で森泰斗騎手（9戦2勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

1月31日、中3週で迎えた14戦目は、銀嶺特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で森泰斗騎手（10戦2勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

3月7日、中4週で迎えた15戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、千秋楽特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

4月18日、中5週で迎えた16戦目は、イースター特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた17戦目は、武甲山特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた18戦目は、万葉賞（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。

6月11日、中2週で迎えた19戦目は、涼風特別（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた20戦目は、夕凪特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

7月22日、中2週で迎えた21戦目は、夏祭り特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で坂井英光騎手（6戦0勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

8月21日、中3週で迎えた22戦目は、スターライト特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で坂井英光騎手（7戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた23戦目は、紫苑特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で坂井英光騎手（8戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず11着に終わった。

10月15日、中5週で迎えた24戦目は、流鏑馬特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で坂井英光騎手（9戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた25戦目は、深秋特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で坂井英光騎手（10戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

12月18日、中5週で迎えた26戦目は、ハッピーエンド特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で坂井英光騎手（11戦0勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

5歳（2015年）

1月1日、中1週で迎えた27戦目は、ジョイホース横浜賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で坂井英光騎手（12戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。