イシノプロジェット（2000年生、母スルージュヌフィーユ）

イシノプロジェット（2000年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋計画（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時7歳）と交配したスルージュヌフィーユが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はヤマオカ牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方15戦3勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳。

経歴

デビュー前

柴田政人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

10月6日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は466kg。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

10月27日、中2週で迎えた2戦目は、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた3戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

3歳（2003年）

9月11日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般D4-2（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月28日、中6週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた5戦目は、甲斐年光騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のケイアイルージュに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月12日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で甲斐年光騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

12月1日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で甲斐年光騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のシャコースピリットに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月18日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のポインセチア特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で甲斐年光騎手（3戦2勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に敗れた。

4歳（2004年）

1月1日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で甲斐年光騎手（4戦2勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

2月2日、中4週で迎えた10戦目は、一般C2二三（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で甲斐年光騎手（5戦2勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

2月25日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2二三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で甲斐年光騎手（6戦2勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に敗れた。

3月26日、中3週で迎えた12戦目は、一般C2二三（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で甲斐年光騎手（7戦2勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

5月8日、中5週で迎えた13戦目は、木村芳晃騎手を鞍上に迎えて、新緑特別（高崎ダート1900m 晴/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた14戦目は、幸の湖賞（宇都宮ダート1900m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村芳晃騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。12着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた15戦目は、初夏特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村芳晃騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた16戦目は、大木義一騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2-4（高崎ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1 C2-4（高崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は木村芳晃騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のタキノアルダンをクビ差制して3勝目を手に入れた。

7月12日、連闘で迎えた18戦目は、一般C1イ C2イ（宇都宮ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村芳晃騎手（4戦1勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。