ハシノカンムリ（1991年生、母サンレオーネ）

ハシノカンムリ（1991年6月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のイルドブルボン（当時16歳）と交配したサンレオーネが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は天羽禮治。戦績は、中央平地8戦1勝、地方5戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は1994年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

1月30日、デビュー戦は水野貴広騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は464kg。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

2月14日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露し、3着に入った。

3月5日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴広騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴広騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着に入った。

4月23日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で水野貴広騎手（4戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のテキサスヒットをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

6月5日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は6戦連続で水野貴広騎手（5戦1勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

11月12日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい12着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴広騎手（6戦1勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

4歳（1995年）

1月24日、中7週で迎えた9戦目は、高橋和宏騎手を鞍上に迎えて、一般B3 C1（足利ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったアサヒワンダーからアタマ差の2着に甘んじた。

2月20日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた10戦目は、一般B3（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋和宏騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマトローマンから1馬身差の2着に敗北した。

3月2日、中0週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた11戦目は、ふたご座特別（足利ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋和宏騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったセイシンスキーから1馬身差の2着に敗北した。

4月2日、中3週で迎えた12戦目は、三上智也騎手を鞍上に迎えて、一般B2 B3（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のゲイメチーフに半馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

8月21日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた13戦目は、一般C1イ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高橋和宏騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。