ベアバッキューン（2022年生、母ゴールドマッシモ）

ベアバッキューン（2022年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のモズアスコット（当時8歳）と交配したゴールドマッシモが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は守矢牧場。2025年の若潮スプリントに勝利した他、2024年の鎌倉記念を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、守矢牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、によって円で落札された。

鈴木義久厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2024年）

7月5日、デビュー戦は町田直希騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアイアンピッチに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月8日、中4週で迎えた2戦目は、2歳オープンの初陣賞（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラブミールイスに7馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

9月5日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳オープンの若武者賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールドモーニンに9馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

10月9日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、2歳オープンの鎌倉記念（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（3戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミランミランに約13馬身の大差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

3歳（2025年）

6月4日、約8か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳オープンの若潮スプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（4戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るハセノブライアンを強烈な末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて土付かずの5連勝を決めた。

8月26日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から19kg増やして迎えた6戦目は、スパーキングサマーカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で町田直希騎手（5戦5勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて7着に敗れた。