エスティサンパレス（1993年生、母ツルマルマユミー）

エスティサンパレス（1993年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時21歳）と交配したツルマルマユミーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）成隆牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方5戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1996年のベストステッキ特別。

経歴

デビュー前

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1996年）

8月31日、デビュー戦は大塚栄三郎騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は498kg。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず11着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

9月28日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では超凡な末脚を披露したが、4着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた4戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

10月24日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦のベストステッキ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のロングクリエイターに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月16日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

4歳（1997年）

3月16日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/不良）に出走。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（5戦1勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に終わった。

4月20日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（6戦1勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（7戦1勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では出色の末脚を披露し、4着に入り込んだ。

5月17日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下の三条特別（新潟ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（8戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

5歳（1998年）

4月12日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、千葉優騎手を鞍上に迎えて、一般C1（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で千葉優騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月24日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた14戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、一般C1（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったアカツキホーオーから3馬身差の2着となった。

6月6日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は千葉優騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。3着に終わった。