リンクスリン（2016年生、母リアライズカレボ）

リンクスリン（2016年2月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時22歳）と交配したリアライズカレボが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高松牧場。主な勝ち鞍は2020年のファイナルレース(一般C3 16)。

経歴

デビュー前

高柳大輔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

10月6日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3歳（2019年）

4月29日、約7か月の休養明けで迎えた2戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

6月8日、中5週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の闘争心でゴールまで頑張り、4着に入った。

6月23日、中1週で迎えた4戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

6月29日、連闘で迎えた5戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

10月30日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

12月31日、中8週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた7戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般C3 11（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

4歳（2020年）

1月21日、中2週で迎えた8戦目は、妹尾将充騎手を鞍上に迎えて、一般C3-10（高知ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた9戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般C3-9（高知ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

2月11日、連闘で迎えた10戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は妹尾将充騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパッションピーチに7馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月26日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で妹尾将充騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって6着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で妹尾将充騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で妹尾将充騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、フジエルフィに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

4月18日、中3週で迎えた14戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で妹尾将充騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

5月3日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3-9（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で妹尾将充騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

5月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、一般C3-10（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

6月5日、中2週で迎えた17戦目は、東川慎騎手を鞍上に迎えて、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた18戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で東川慎騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

2020年9月9日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。