ニホンピロワルツ（1998年生、母ニホンピロダンス）

ニホンピロワルツ（1998年4月20日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のメジロマックイーン（当時11歳）と交配したニホンピロダンスが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は福岡清。戦績は、中央平地18戦1勝2着2回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は2001年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

2月24日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は406kg。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神芝2200m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

4月8日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は本田優騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。18頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。

5月26日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

6月16日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（4戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたラインアクトレス決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

6月23日、連闘で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田優騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のスリームーヴィをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

4歳（2002年）

1月20日、約7か月の休養明けで迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は本田優騎手（6戦1勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

3月2日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の岡崎特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（7戦1勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

4月21日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月3日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

5月19日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（8戦1勝）。18頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったアサカライズにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

6月2日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（9戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

6月30日、中3週で迎えた15戦目は、柿元嘉和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

7月14日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、荻野要騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の門司特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

5歳（2003年）

8月3日、約13か月の休み明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた17戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の有田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

8月30日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林慎一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

11月2日、中8週で迎えた19戦目は、佐伯清久騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。9着に終わった。