ニシノサチヒメ（2000年生、母アファフ）

ニシノサチヒメ（2000年4月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋幸姫（幸せを運んでくれるように）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時14歳）と交配したアファフが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地24戦1勝2着1回、中央障害8戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

14歳のとき、ビッグレッドファームから「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、北島牧場によって157.5万円で落札された。

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

12月1日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

3歳（2003年）

1月18日、中3週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったクリヴィアに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月9日、中3週で迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のファイトクラブをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

4月13日、中1週で迎えた7戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた8戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で17番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り17着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた9戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく11着に終わった。

10月26日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら15番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は武豊騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

12月6日、中2週で迎えた12戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず13着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた13戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

4歳（2004年）

1月25日、中3週で迎えた14戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

3月6日、中5週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず12着に終わった。

7月4日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、最後はジェイドスワローと並んで5着同着となった。

7月18日、中1週で迎えた17戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

8月15日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始14番手を追走。直線では見せ場なく15着に終わった。

5歳（2005年）

1月30日、約5か月半の休養明けで迎えた19戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた20戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

6月26日、約4か月半の休養明けで迎えた21戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

9月4日、中7週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

10月22日、中3週で迎えた25戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた26戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は林満明騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。最後は、勝ったメルシーエイタイムから5馬身差の2着となった。

12月17日、中2週で迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。3着に入った。

6歳（2006年）

1月8日、中2週で迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた31戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた32戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は林満明騎手（5戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。11着に敗れた。