ワイルドガリバー（1990年生、母ユウコ）

Wild Gulliver

1990.06.21

ワイルドガリバー（1990年6月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダイナガリバー（当時7歳）と交配したユウコが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）アラキファーム。戦績は、中央平地16戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1993年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

元石正雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

5月29日、デビュー戦は田中剛騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は408kg。18頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島芝1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて11着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島芝1000m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中剛騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で田中剛騎手（4戦0勝）。17頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったコトブキウエーブに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

8月22日、中2週で迎えた6戦目は、池田賀一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

9月12日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田賀一騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のツキノシンシアに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月26日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の印旛沼特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池田賀一騎手（2戦1勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた9戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 小雨/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

4歳（1994年）

2月19日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は田中剛騎手（5戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は池田賀一騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（6戦0勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（7戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

6月5日、中5週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は池田賀一騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。