フレンドリーベル（2001年生、母センプリーチェ）

フレンドリーベル（2001年3月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「友好的な鐘」。毛色は鹿毛。種牡馬のオジジアン（当時18歳）と交配したセンプリーチェが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方11戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の3歳B2。

経歴

デビュー前

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

7月12日、デビュー戦は伊藤直人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

10月25日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた4戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

12月14日、中3週で迎えた5戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

3歳（2004年）

1月11日、中3週で迎えた6戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。

4月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

5月9日、中4週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

6月29日、中6週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた9戦目は、藤川洋一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳B5（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアタックモアに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月11日、中1週で迎えた10戦目は、3歳B3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤川洋一郎騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のビックフレームを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

7月25日、中1週で迎えた11戦目は、3歳B2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤川洋一郎騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のツルギブイワンに6馬身の差をつけて3勝目を手にした。

8月8日、中1週で迎えた12戦目は、3歳A3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤川洋一郎騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた13戦目は、3歳A2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で藤川洋一郎騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

9月14日、中2週で迎えた14戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、3歳A3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

10月10日、中3週で迎えた15戦目は、3歳A3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は藤川洋一郎騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたシオジセイコー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

10月26日、中1週で迎えた16戦目は、3歳A4（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤川洋一郎騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた17戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、3歳A2（金沢ダート1400m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた18戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のカストル特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2-10（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は松戸政也騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。