ファーフロムヘブン（2002年生、母イーストオブエデン）

ファーフロムヘブン（2002年3月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「映画『エデンより彼方に』の英語名。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のデヒア（当時11歳）と交配したイーストオブエデンが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）出羽牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、中央障害1戦0勝、地方3戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の3歳C2。

経歴

デビュー前

当歳のとき、出羽牧場から「北海道7月当歳市場サラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

ターファイトクラブにてで一口馬主が募集された。

増沢末夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

10月30日、デビュー戦は徳吉孝士騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

3歳（2005年）

8月29日、約9か月半の休養明けで迎えた3戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳C3（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシルクスティールに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月5日、連闘で迎えた4戦目は、3歳C2（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ストライクイーグルにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月19日、中1週で迎えた5戦目は、3歳C2（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のチュウオーマルスに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（2006年）

1月9日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた7戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

3月12日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。逃げを打ち、リードを2馬身以上確保して、かなり遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた9戦目は、矢原洋一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。14着に終わった。

5月7日、中3週で迎えた10戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1000m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。14着に終わった。