ルーシエン（2006年生、母アルウェン）

ルーシエン（2006年2月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「シルマリル物語に登場するエルフの乙女」。毛色は鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時6歳）と交配したアルウェンが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方2戦2勝。主な勝ち鞍は2009年の一般D2-3。

経歴

デビュー前

6歳のとき、ノーザンレーシングから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、杉浦和也によって105万円で落札された。

キャロットクラブにて総額1,400万円（3.5万×400口）で一口馬主が募集された。

広森久雄厩舎（北海道）へ入厩。

3歳（2009年）

9月23日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、一般D3-2（門別ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るデウィデウィを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月14日、中2週で迎えた2戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、一般D2-3（門別ダート1700m 曇/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るイーグルフラップを3/4馬身差し切って断然人気に応えた。

4歳（2010年）

3月7日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から32kg減らして迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

5月2日、中7週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では今一つ伸び切れず15着に終わった。

6月13日、中5週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。17頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

9月26日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた6戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 小雨/良）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

10月3日、連闘で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。