コウエイビート（2005年生、母イナズマビクトリア）

コウエイビート（2005年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋敵を負かす」。毛色は栗毛。種牡馬のムーンバラッド（当時6歳）と交配したイナズマビクトリアが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）小泉牧場。戦績は、中央平地16戦0勝、中央障害1戦0勝、地方4戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の名古屋チャレンジカップオレンジ賞。

経歴

デビュー前

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

8月5日、デビュー戦は赤木高太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた5戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず11着に終わった。

12月2日、連闘で迎えた8戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に終わった。

3歳（2008年）

1月30日、中7週で迎えた9戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップオレンジ賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るムーンワルツを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月11日、中1週で迎えた10戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた11戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 小雪/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた12戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場なく14着に終わった。

6月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた14戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

8月6日、中7週で迎えた15戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、揖保川特別（園田ダート1400m 雨/良）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

9月25日、中6週で迎えた16戦目は、長月特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は田中健騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったオグリシルクに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4歳（2009年）

2月4日、約4か月半の休養明けで迎えた17戦目は、市川特別（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は太宰啓介騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず13着に終わった。

3月1日、連闘で馬体重を前走から14kg減らして迎えた19戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

5月2日、中8週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた20戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。12着に終わった。

5月10日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。