テンプロファイター（2020年生、母ワンオブクインズ）

テンプロファイター（2020年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+プロの戦士」。毛色は鹿毛。種牡馬のストロングリターン（当時14歳）と交配したワンオブクインズが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はへいはた牧場。主な勝ち鞍は2024年の2024高岡綾子米寿記念(一般C12)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、へいはた牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、ヤマダステーブルから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、天白泰司によって1,705万円で落札された。

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

10月30日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

3歳（2023年）

5月14日、約6か月半の休養明けで迎えた2戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい16着に敗れた。

6月25日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では見所を作れず15着に敗れた。

7月25日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた4戦目は、3歳戦のオニキス賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

8月27日、中4週で迎えた5戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

4歳（2024年）

3月20日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた6戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般C18（笠松ダート800m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったサツキフラッシュに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

4月3日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた7戦目は、マンション丸笠松記念（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く3着に敗れた。

4月17日、中1週で迎えた8戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C17（笠松ダート800m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた9戦目は、コラボポストカード配布記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた10戦目は、2024高岡綾子米寿記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のムギコに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月4日、中1週で迎えた11戦目は、真珠特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったサツキフラッシュに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

6月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、馬門沙矢生誕30周年記念（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシバノナスタチウムに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月5日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた13戦目は、蝉しぐれ特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（5戦2勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

8月2日、中3週で迎えた14戦目は、神楽坂の矢嶌千佳子祝還暦記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡部誠騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた15戦目は、笠松けいば金曜日ライブ配信中（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るドヴォルザークを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

デビュー前

伊藤強一厩舎（笠松）へ入厩。

8月28日、デビュー戦は岡部誠騎手を鞍上に据えて、残暑特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての4番ゲートからスタート。競走除外となった。