アイアンビクトリー（1983年生、母ローズイビクトリー）

アイアンビクトリー（1983年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヴアイスリーガル（当時17歳）と交配したローズイビクトリーが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者はホウセイ牧場。戦績は、中央平地22戦2勝2着4回、地方7戦0勝。主な勝ち鞍は1988年の5歳以上400万下。

経歴

デビュー前

小野幸治厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1986年）

5月18日、デビュー戦は4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。鞍上は内山正博騎手。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では矢のような伸び脚で急追したが、抜け出したファンドリドンを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月31日、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

4歳（1987年）

4月19日、5歳以上400万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は須崎昇騎手。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったフーウンジに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

5月3日、5歳以上400万下（新潟芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で須崎昇騎手。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り5着に敗れた。

5月10日、5歳以上400万下（新潟芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で須崎昇騎手。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

6月20日、5歳以上400万下（中京ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は内山正博騎手。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

7月4日、5歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月11日、5歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は内田国夫騎手。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天授の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張り、3着に入った。

7月26日、4歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田国夫騎手。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したキードールを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

8月8日、4歳以上400万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田国夫騎手。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

8月30日、4歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田国夫騎手。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月6日、4歳以上400万下（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は土肥幸広騎手。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

11月28日、4歳以上400万下（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は塩村克己騎手。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

12月12日、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は内田国夫騎手。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

12月19日、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田国夫騎手。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

5歳（1988年）

2月6日、5歳以上400万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月14日、5歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のヒノクニレディを3/4馬身振り切って勝利を決めた。

3月5日、5歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、4着に終わった。

3月20日、5歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で土肥幸広騎手。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったサンライズエースに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月27日、5歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は塩村克己騎手。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のグーテンタークに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月3日、5歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は内山正博騎手。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

8月6日、4歳以上400万下の陸奥湾特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

6歳（1989年）

2月26日、一般A3（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は宗石大騎手。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月12日、龍河洞特別（高知ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は竹内昭利騎手。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月1日、一般A2（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で竹内昭利騎手。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月30日、一般A2（高知ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は北野天洋騎手。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月22日、一般A2（高知ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は宗石大騎手。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月12日、一般A3（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宗石大騎手。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月9日、一般A2（高知ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宗石大騎手。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。