エーシンタームエイ（2005年生、母アリゾナガール）

エーシンタームエイ（2005年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋期間＋母馬名の頭文字」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時17歳）と交配したアリゾナガールが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方41戦8勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の焼岳特別(一般C10)。

経歴

デビュー前

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

12月15日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

3歳（2008年）

1月19日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず15着に敗れた。

6月29日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 小雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

8月17日、中6週で迎えた4戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず17着に敗れた。

12月26日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた5戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、一般C26（笠松ダート800m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったアイムラッキーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2009年）

1月6日、中1週で迎えた6戦目は、一般C26（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

1月18日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、一般C31（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で花本正三騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

2月8日、中2週で迎えた8戦目は、祝!真ちゃん誕生日記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で花本正三騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた9戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、一般C29（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた10戦目は、荒スポブログカップ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は花本正三騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

4月2日、中3週で迎えた11戦目は、一般C22（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、ライトスマイルに半馬身交わされて2着となった。

4月27日、中3週で迎えた12戦目は、一般C23（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で花本正三騎手（6戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオグリメジャーに7馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月14日、中1週で迎えた13戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、屋形船特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた14戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は花本正三騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた15戦目は、一般C14（笠松ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（8戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のパティキュラーを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

6月25日、中1週で迎えた16戦目は、焼岳特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で花本正三騎手（9戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のプリンセスマミに3馬身の差をつけて3勝目を手にした。

7月23日、中3週で迎えた17戦目は、C級チャンピオン（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で花本正三騎手（10戦3勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた18戦目は、特選（ロ）（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で花本正三騎手（11戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のナニワプレストンをクビ差振り切って4勝目をつかんだ。

8月21日、中1週で迎えた19戦目は、マックル賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で花本正三騎手（12戦4勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた20戦目は、長良川特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で花本正三騎手（13戦4勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた21戦目は、一般C6（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で花本正三騎手（14戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のリバーチャームに1馬身半の差をつけて5勝目をマークした。

10月9日、中1週で迎えた22戦目は、奥飛騨特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で花本正三騎手（15戦5勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

10月29日、中2週で迎えた23戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で花本正三騎手（16戦5勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた24戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で花本正三騎手（17戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のチェリームサシに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

11月26日、中1週で迎えた25戦目は、JAぎふ農業まつり特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で花本正三騎手（18戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた26戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で花本正三騎手（19戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったチェリームサシに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5歳（2010年）

1月1日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた27戦目は、祝前畑貴彦誕生日記念（笠松ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は14戦連続で花本正三騎手（20戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマルヨフォーティに3馬身の差をつけて7勝目を奪取した。

1月21日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた28戦目は、一般B11 C3（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で花本正三騎手（21戦7勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

2月12日、中2週で迎えた29戦目は、一般B10 C3（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で花本正三騎手（22戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた30戦目は、一般B10（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は17戦連続で花本正三騎手（23戦7勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

4月9日、中5週で迎えた31戦目は、一般C2（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で花本正三騎手（24戦7勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた32戦目は、マックル賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で花本正三騎手（25戦7勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は高木健騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は花本正三騎手（26戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（27戦7勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシルクスパングルに2馬身の差をつけて優勝

7月9日、中3週で迎えた36戦目は、御岳特別（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で花本正三騎手（28戦8勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた37戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、飛水峡特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

8月19日、中3週で迎えた38戦目は、一般C1（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた39戦目は、舟山特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森島貴之騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた40戦目は、すすき特別（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は花本正三騎手（29戦8勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

10月12日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた41戦目は、一般C5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（30戦8勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

10月29日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた42戦目は、一般C5（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は森島貴之騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた43戦目は、一般C6b（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた44戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森島貴之騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた45戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森島貴之騎手（6戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。