ガツーン（2008年生、母エアボヘミアン）

ガツーン（2008年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「勝運と衝撃を込めて」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時11歳）と交配したエアボヘミアンが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（有）登別上水牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方26戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は2010年の2歳。

経歴

デビュー前

原孝明厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2010年）

6月9日、デビュー戦は坂下秀樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は446kg。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、ツキヒカルに交わされて3馬身差の2着となった。

7月15日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたサントメジャー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

7月28日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で坂下秀樹騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

9月7日、中5週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で坂下秀樹騎手（4戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のラブミールックに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月29日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、2歳戦のプリサイスエンド賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で坂下秀樹騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、マイウィンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月11日、中5週で迎えた7戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したピエールガルダンを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

12月1日、中2週で迎えた8戦目は、2歳（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のファイティングスピリットで渋太く粘り続けて、最後は2着のサトコンイナズマを3/4馬身振り切ってファンの期待に応えた。

12月30日、中3週で迎えた9戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のたんちょう特別（大井ダート1400m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて10着に敗れた。

3歳（2011年）

2月4日、中4週で迎えた10戦目は、3歳戦のゆきやなぎ特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた11戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの’11雲取賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

6月29日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、南天特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

7月26日、中3週で迎えた13戦目は、門別ライオンズクラブ賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた14戦目は、優駿ビレッジアエル特別（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（7戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、サクラフジビューにクビ差交わされて2着に惜敗した。

8月27日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（8戦1勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた16戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、アドマイヤオーラ賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

10月4日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた18戦目は、ベゴニア賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のメイショウサンデーに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月3日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

12月17日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた20戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では伸びを欠き16着に終わった。

4歳（2012年）

3月25日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

3月31日、連闘で迎えた22戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた23戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、福寿草特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2-2（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のバルヴィッテスをクビ差振り切って4勝目をマークした。

9月27日、約4か月半の休み明けで迎えた25戦目は、Aiba静内祭特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（9戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた26戦目は、幌尻岳賞（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた27戦目は、JAとみかわルシナ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（10戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた28戦目は、日高軽種馬農業協同組合特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

12月27日、中6週で迎えた29戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般A4 B3（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるように急駛したが、勝ったエーシンフリゲートに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

5歳（2013年）

1月8日、中1週で迎えた30戦目は、めいほう杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず8着に敗れた。

1月21日、中1週で迎えた31戦目は、千両特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。