タイキアンビシャス（2002年生、母タイキヴィーナス）

タイキアンビシャス（2002年5月29日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋野心的な」。毛色は鹿毛。種牡馬のGlitterman（当時17歳）と交配したタイキヴィーナスが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道広尾郡大樹町、生産者は（有）大樹ファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方21戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2006年の一般C2。

経歴

デビュー前

大樹レーシングクラブにて総額3,000万円（15万×200口）で一口馬主が募集された。

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

6月26日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。17頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

4歳（2006年）

2月23日、約7か月半の休み明けで迎えた3戦目は、谷川真生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D6一（姫路ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた4戦目は、小牧毅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D5一（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上D5二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は谷川真生騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上D5一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で谷川真生騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上D4一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で谷川真生騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上D3三（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で谷川真生騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上D4二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小牧毅騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた10戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D3一（園田ダート1230m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したケンブリッジバレーを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

6月24日、中1週で迎えた11戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトーコーガリバーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

7月1日、連闘で迎えた12戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したテンザンノボルを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

7月8日、連闘で迎えた13戦目は、一般C3（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田盛夫利騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るジャニーマスターを上がり0位の末脚で半馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

7月23日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で沢田盛夫利騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るバニヤンセレーネを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

7月31日、連闘で迎えた15戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で沢田盛夫利騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るセンノラブリーを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って3勝目をマークした。

8月5日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で沢田盛夫利騎手（5戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のレオジュリアンをハナ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

8月20日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた17戦目は、一般C2（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で沢田盛夫利騎手（6戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

9月11日、中2週で迎えた18戦目は、リヴェール（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で沢田盛夫利騎手（7戦4勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したファニーガールを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

9月23日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で沢田盛夫利騎手（8戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた20戦目は、JBCカウントダウン25（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で沢田盛夫利騎手（9戦4勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた21戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、一般B3（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた22戦目は、リヴェール（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（10戦4勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた23戦目は、一般B3（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（11戦4勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず12着に終わった。