ワイバーン（2000年生、母ローズオブヴァージニア）

ワイバーン（2000年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「紋章（飛竜紋う」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキンググローリアス（当時14歳）と交配したローズオブヴァージニアが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は前川義則。戦績は、中央平地7戦0勝、地方1戦0勝。

経歴

デビュー前

当歳のとき、前川義則から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ノーザンファームによって2,100万円で落札された。

サンデーサラブレッドクラブにて総額2,400万円（60万×40口）で一口馬主が募集された。

石毛善彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

11月30日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は548kg。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

12月15日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

3歳（2003年）

1月5日、中2週で迎えた3戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず11着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた4戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。先手を取り、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の勝負根性でゴールまで頑張り、4着を確保した。

2月8日、中2週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。ハナを取り切り、かなりのハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

8月10日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

4歳（2004年）

3月19日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた8戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C3ホ（宇都宮ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。9着に敗れた。