ミラクルブリード（1993年生、母ダイナエリクシール）

ミラクルブリード（1993年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時6歳）と交配したダイナエリクシールが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地15戦1勝2着1回、地方5戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1996年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

前田禎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

10月7日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は504kg。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったビッグワンレディーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3歳（1996年）

6月29日、約8か月半の休養明けで迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月21日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（4戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のリバティーグラスを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

9月7日、中4週で迎えた6戦目は、A.マシューズ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に敗れた。

10月6日、中3週で迎えた7戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

4歳（1997年）

5月24日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

6月21日、中3週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（6戦1勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって10着に終わった。

7月20日、中3週で迎えた10戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

5歳（1998年）

2月14日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から40kg増やして迎えた11戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

7月11日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から30kg絞って迎えた12戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた13戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい18着に敗れた。

8月29日、中4週で迎えた14戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の村上特別（新潟芝1200m 曇/重）に出走。18頭立ての18番人気で16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず17着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

10月12日、中3週で迎えた16戦目は、神無月特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったシャイニードーターから3馬身差の2着となった。

11月4日、中2週で迎えた17戦目は、マルチサドル特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井千明騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

6歳（1999年）

4月12日、約5か月半の休養明けで迎えた18戦目は、佐藤雅彦騎手を鞍上に迎えて、一般B（水沢ダート1800m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月8日、中3週で迎えた19戦目は、菅原雅文騎手を鞍上に迎えて、一般B（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた20戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般B C1（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。