トレクァルティスタ（2011年生、母ハッピーパス）

トレクァルティスタ（2011年2月6日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「サッカーにおけるトップ下のポジション（伊）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時10歳）と交配したハッピーパスが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2017年の3歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額6,000万円（150万×40口）で一口馬主が募集された。

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

10月6日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は476kg。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のラインハーディーをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

12月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

3歳（2014年）

2月22日、中8週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、U.リスポリ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月23日、中3週で迎えた4戦目は、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したウインフェニックスにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月1日、中9週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下の奥尻特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のモエレフルールに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月19日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の松前特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（2戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、伸びてきたジャイアントリープ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

4歳（2015年）

1月5日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のツクバアズマオーをクビ差振り切って久しぶりの実戦を制した。

3月7日、中8週で迎えた9戦目は、4歳以上1600万下のスピカステークス（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

5歳（2016年）

1月24日、約11か月の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の東雲賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

3月12日、中6週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の館山特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6歳（2017年）

2月26日、約11か月半の休み明けで迎えた12戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の富里特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

4月2日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

6月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北斗特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（4戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

8月6日、中6週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の藻岩山特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

10月29日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、V.シュミノー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の精進湖特別（東京芝2000m 雨/不良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

12月16日、中6週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた17戦目は、3歳以上1000万下（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヤマニンエルフィンに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

7歳（2018年）

4月15日、約4か月の休養明けで迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の難波ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（3戦2勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

7月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の五稜郭ステークス（函館芝2000m 雨/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

9月15日、中9週で迎えた20戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のレインボーステークス（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

11月3日、中6週で迎えた21戦目は、C.オドノヒュー騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のノベンバーステークス（東京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

12月23日、中6週で迎えた22戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のサンタクロースステークス（阪神芝2000m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

8歳（2019年）

3月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の但馬ステークス（阪神芝2000m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

7月13日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月3日、中2週で迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったビーハグからアタマ差の2着となった。