カグラヒメ（2016年生、母カグラ）

カグラヒメ（2016年2月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「神楽(神を祭るために奏する舞楽)+姫。母名から連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時18歳）と交配したカグラが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はシンボリ牧場。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上1勝クラス(牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、シンボリ牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ノルマンディーファームによって1,080万円で落札された。

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額1,840万円（4.6万×400口）で一口馬主が募集された。

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

3月16日、デビュー戦は横山和生騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は462kg。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のルプレジールに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

4月7日、中2週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

8月10日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は横山和生騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

8月31日、連闘で迎えた5戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月26日、中7週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は横山和生騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい15着に敗れた。

4歳（2020年）

2月8日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったティボリドライヴにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

2月23日、中1週で迎えた9戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったダイアナブライトに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

8月22日、約6か月の休み明けで迎えた10戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

10月4日、中3週で迎えた12戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。

5歳（2021年）

1月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（6戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るワンダーシエンプロを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

8月1日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの竜飛崎特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

11月13日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。

2021年11月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。