モモノカオリ（2003年生、母ハイセンスモモコ）

モモノカオリ（2003年5月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「桃の香り」。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時10歳）と交配したハイセンスモモコが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は神垣道弘。戦績は、中央平地10戦1勝。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、神垣道弘から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,200万円（30万×40口）で一口馬主が募集された。

小島貞博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

3月12日、デビュー戦は田嶋翔騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

4月29日、中6週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

6月18日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のグッドバニラをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

7月8日、中2週で迎えた4戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず13着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下の美利河特別（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

4歳（2007年）

11月10日、約15か月の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田嶋翔騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

12月16日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

5歳（2008年）

3月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田嶋翔騎手（4戦0勝）。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

3月8日、連闘で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田嶋翔騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず14着に敗れた。