マックススピード（1999年生、母スタールビー）

マックススピード（1999年1月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「最速の馬になってほしい」。毛色は芦毛。種牡馬のブラックタイアフェアー（当時13歳）と交配したスタールビーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）成隆牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方13戦8勝2着3回。主な勝ち鞍は2003年の一般B3-2。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額2,000万円（20万×100口）で一口馬主が募集された。

土田稔厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

7月20日、デビュー戦は亀山泰延騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は508kg。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

8月4日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀山泰延騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で亀山泰延騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

8月24日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で亀山泰延騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

9月22日、中3週で迎えた5戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

11月24日、中8週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた6戦目は、五十嵐剛紹騎手を鞍上に迎えて、3歳B（金沢ダート1400m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシルクブルーリボンを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

12月3日、連闘で迎えた7戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で五十嵐剛紹騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスリーリボンに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月15日、中1週で迎えた8戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般C3（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のアタゴジーニアスをアタマ差振り切って2勝目を掴み取った。

12月21日、連闘で迎えた9戦目は、一般C3（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のレディーアウィンをクビ差振り切って3勝目を獲得した。

4歳（2003年）

1月4日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイグレートキングに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月15日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（3戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のナムラパイオニアに2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4月27日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で米倉知騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフレンドリーラインに5馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

5月5日、連闘で迎えた13戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で米倉知騎手（5戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪脚を炸裂させて、最後は2着のマーメードビコーをクビ差振り切って圧巻の7連勝を決めた。

5月20日、中1週で迎えた14戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で米倉知騎手（6戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、タフネスゴールドに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6月3日、中1週で迎えた15戦目は、一般B3-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で米倉知騎手（7戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセニョリータに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月17日、中1週で迎えた16戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で米倉知騎手（8戦7勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるマーメードビコーを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

7月12日、中3週で迎えた17戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で米倉知騎手（9戦7勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

10月26日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた18戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で米倉知騎手（10戦7勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。