イルジェニオ（2011年生、母ピエナキューティー）

イルジェニオ（2011年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「天才（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウボーラー（当時10歳）と交配したピエナキューティーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は冨岡博一。戦績は、中央平地1戦0勝、地方33戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、吉田又治から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、HorseNineによって210万円で落札された。

服部利之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

7月27日、デビュー戦は水口優也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

9月5日、中5週で迎えた2戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、2歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた4戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

11月9日、中4週で馬体重を前走から25kg増やして迎えた5戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた6戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた7戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

3歳（2014年）

1月4日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村松翔太騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

2月1日、中3週で迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で村松翔太騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた10戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は村松翔太騎手（3戦0勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり3着に終わった。

3月22日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、南谷圭哉騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた13戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は村松翔太騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5月5日、中1週で迎えた14戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた16戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた17戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島拓騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のリバーフォーティに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月29日、中1週で迎えた18戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は児島真二騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた19戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したロトカレンチャンに3/4馬身届かず2着となった。

7月21日、連闘で迎えた20戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は川島拓騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

8月11日、中2週で迎えた21戦目は、服部大地騎手を鞍上に迎えて、3歳B5（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

8月19日、連闘で迎えた22戦目は、3歳B4（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部大地騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた23戦目は、3歳B4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部大地騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた24戦目は、3歳B5（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で服部大地騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2-6（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で服部大地騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

10月5日、連闘で迎えた26戦目は、一般C2 14（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で服部大地騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月12日、連闘で迎えた27戦目は、一般C2-7（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で服部大地騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2-6（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で服部大地騎手（7戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

11月4日、連闘で迎えた29戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月9日、連闘で迎えた30戦目は、一般C2七（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったカワキタスキップに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月25日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2六（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

12月3日、連闘で迎えた32戦目は、一般C2 14（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

12月8日、連闘で迎えた33戦目は、一般C2七（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は服部大地騎手（8戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

12月21日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。