クレヨンロケット（2006年生、母マージナルグラマー）

クレヨンロケット（2006年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「曲名より」。毛色は栗毛。種牡馬のジャングルポケット（当時8歳）と交配したマージナルグラマーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地12戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額2,000万円（50万×40口）で一口馬主が募集された。

久保田貴士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

3月1日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 小雨/重）に出走。馬体重は502kg。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のジェイズバニヤンに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月14日、中1週で迎えた2戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、4着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝2400m 外回り小雨/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

6月7日、中8週で迎えた4戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のエルサフィールに1馬身1/4の差をつけて2勝目をマークした。

5歳（2011年）

11月5日、約29か月半の休み明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた5戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったクリームソーダに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

11月26日、中2週で迎えた6戦目は、I.メンディザバル騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったマスクトヒーローに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6歳（2012年）

2月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったニシノオウガイに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

3月18日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったキングジャズに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月7日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の花見山特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6月16日、中9週で迎えた11戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のスズカウラノスを半馬身振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

7月14日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の御嶽特別（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく14着に敗れた。