カシノシアトル（1998年生、母ユーセイコー）

カシノシアトル（1998年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダンツシアトル（当時8歳）と交配したユーセイコーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は朝日ファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方21戦0勝2着3回。2001年のあじさい賞(ハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、今村安隆から「大崎市場サラブレッド2歳」に上場され、徳丸靖人によって368.55万円で落札された。

島崎宏厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

7月22日、デビュー戦は野元昭嘉騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。17頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

8月19日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

9月23日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

12月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から23kg戻して迎えた6戦目は、安楽成秀騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の楠風賞（佐賀ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

3歳（2001年）

1月3日、中1週で迎えた7戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

1月29日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦のノカイドウ特別（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦のたんぽぽ賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

3月5日、連闘で迎えた10戦目は、権藤学騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた11戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に終わった。

5月4日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の雪椿賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の荒尾ダービー（荒尾ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた14戦目は、3歳ハンデ戦でオープンのあじさい賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隆二騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。3着を確保した。

6月24日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦の肥後あさがお賞（荒尾ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隆二騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた16戦目は、3歳（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田隆二騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた17戦目は、3歳戦のあやめ賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田隆二騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月27日、中2週で迎えた18戦目は、3歳戦のシーサイドカップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田隆二騎手（6戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた19戦目は、3歳ハンデ戦でオープンの野路菊賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田隆二騎手（7戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月24日、中4週で迎えた20戦目は、3歳地方重賞の肥後菊賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉田隆二騎手（8戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。4着を確保した。

11月25日、中4週で迎えた21戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、一般C1（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマノアイバーから1馬身半差の2着となった。

12月12日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉田隆二騎手（9戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1 C2（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（10戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったアサカラスタから2馬身差の2着となった。

4歳（2002年）

1月3日、連闘で迎えた24戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隆二騎手（11戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

1月28日、中3週で迎えた25戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隆二騎手（12戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったシンボリストームから1馬身半差の2着に敗北した。

2月16日、中2週で迎えた26戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田隆二騎手（13戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。