キタサングラシアス（2014年生、母キタサンジュエリー）

キタサングラシアス（2014年4月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ありがとう（西）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時19歳）と交配したキタサンジュエリーが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は廣中稔。戦績は、中央平地4戦0勝、地方7戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2017年の3歳以上C4-2。

経歴

デビュー前

古賀史生厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2017年）

2月4日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

3月25日、中6週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

4月22日、中3週で迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に敗れた。

5月20日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい12着に終わった。

6月14日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-6（門別ダート1000m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

8月8日、中7週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた6戦目は、平取町軽種馬生産振興会賞（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、フェイバリットランに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

8月22日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1000m 曇/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリュネットに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月12日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったトップオブドリームに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月26日、中1週で迎えた9戦目は、海と山の幸フェスティバル賞（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、アラタマクリスエスに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月10日、中1週で迎えた10戦目は、ポッカコーヒーF選手缶賞（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐冬樹騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったビービーリフレクトに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月24日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で五十嵐冬樹騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るツリーオブツリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて順当に勝利した。