グラスポンド（1996年生、母Grab the Green）

Glass Pond

1996.05.23

グラスポンド（1996年5月23日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のTheatrical（当時14歳）と交配したGrab the Greenが9歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地5戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1999年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1998年）

8月8日、デビュー戦は岩部純二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3歳（1999年）

6月6日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフルオブラフターに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

6月20日、中1週で迎えた4戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のべにばな賞（福島芝2000m 雨/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、勝ったスモーガスボードに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月11日、中2週で迎えた5戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のアマリリス賞（福島芝1800m 曇/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。