スマートチョイス（2007年生、母ヤマケイコー）

スマートチョイス（2007年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「賢い選択」。毛色は栗毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時10歳）と交配したヤマケイコーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）鮫川牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方5戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の一般C4三。

経歴

デビュー前

当歳のとき、鮫川牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

4月3日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく11着に終わった。

8月8日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた4戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

10月24日、中6週で迎えた5戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般C4八（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったメイプルステージに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

10月31日、連闘で迎えた6戦目は、一般C4九（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトップココチャンに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月21日、中2週で迎えた7戦目は、一般C4三（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のパンコールデイズに2馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

12月19日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、能登波の花賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で畑中信司騎手（3戦2勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

4歳（2011年）

1月2日、中1週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた9戦目は、一般C3六（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で畑中信司騎手（4戦2勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、タケノチャンスに交わされて3馬身差の2着となった。

4月23日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた11戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。