プレカーサー（2021年生、母ハルマッタン）

プレカーサー（2021年2月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「先駆者。父の産駒の先駆者になってほしいと願いを込めて」。毛色は鹿毛。種牡馬のロゴタイプ（当時11歳）と交配したハルマッタンが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2025年の一般C21。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、田畑利彦によって1,430万円で落札された。

渡辺薫彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2024年）

2月17日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は556kg。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

3月3日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

5月9日、中9週で馬体重を前走からさらに11kg減らして迎えた3戦目は、河原田菜々騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の鵜沼宿特別（笠松ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

5月19日、中0週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1900m 小雨/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

7月18日、中8週で迎えた5戦目は、3歳戦の大井宿特別（笠松ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は河原田菜々騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

8月25日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝2200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は国分優作騎手（3戦0勝）。18頭立ての18番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

12月15日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、H.H.ドイル騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの一宮特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

4歳（2025年）

1月11日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上2勝クラスの渥美特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（4戦0勝）。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

4月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、上里直汰騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山芝1800m 小雨/良）に出走。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

4月19日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、橋木太希騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

5月20日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた11戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフィーユポワソンに約15馬身の大差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月4日、中1週で迎えた12戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、逢妻川特別（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

6月13日、連闘で迎えた13戦目は、一般C14（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアブストゥルースを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

6月27日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、煮え渕ポットホール特別（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で塚本征吾騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったスティルザワンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月11日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた15戦目は、一般C4（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で塚本征吾騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のローザキアーロに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

7月25日、中1週で迎えた16戦目は、アジア・アジアパラ応援16（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で塚本征吾騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

9月5日、中5週で迎えた17戦目は、一般B8（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で塚本征吾騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた18戦目は、アジア・アジアパラ応援18（名古屋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で塚本征吾騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。