シューペルブ（1996年生、母スターホウヨウ）

シューペルブ（1996年4月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミスターシービー（当時16歳）と交配したスターホウヨウが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は松本信行。戦績は、中央平地8戦0勝、地方15戦2勝2着2回。1999年の東京プリンセス賞(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高岩隆厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1998年）

8月27日、デビュー戦は早田秀治騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で早田秀治騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、ハイペースで集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、フジノサンデーに半馬身交わされて2着となった。

10月13日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で早田秀治騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではひたひたと前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のトゥインクルアローをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

11月11日、中3週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で早田秀治騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた5戦目は、2歳戦のミムラサキ特別（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で早田秀治騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したタカオコマンダーにクビ差届かず2着に惜敗した。

3歳（1999年）

1月1日、中3週で迎えた6戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で早田秀治騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、非常に遅いペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のカトレア特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で早田秀治騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月24日、中4週で迎えた8戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの’99桃花賞（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

3月25日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ戦のもくれん特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は早田秀治騎手（7戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るトキノシェイヴァンを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って2勝目をマークした。

4月21日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で早田秀治騎手（8戦2勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

6月8日、中6週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で早田秀治騎手（9戦2勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

9月12日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた12戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、アンドロメダ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

10月11日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のゴールデンティアラ賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は早田秀治騎手（10戦2勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

11月24日、中5週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ地方重賞のリリーカップ（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で早田秀治騎手（11戦2勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。14着に敗れた。

4歳（2000年）

1月22日、中7週で迎えた15戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた16戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた17戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の中京スポーツ杯（中京芝1800m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

8月6日、約5か月の休み明けで迎えた18戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1000m 小雨/良）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

8月13日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は的場均騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

9月13日、中2週で迎えた21戦目は、アルビレオ特別（旭川ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は安田富男騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月23日、中0週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

10月7日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた23戦目は、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は池田鉄平騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず14着に終わった。