グレイスニコ（2014年生、母デルモニコキャット）

グレイスニコ（2014年3月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「上品さ＋母名より」。毛色は栗毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時10歳）と交配したデルモニコキャットが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地12戦1勝。主な勝ち鞍は2017年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、島川隆哉によって4,536万円で落札された。

菅原泰夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2017年）

2月19日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

3月19日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では閃光の如き末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

4月8日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のメイスンブルームを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

11月19日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

12月9日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

4歳（2018年）

2月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月24日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた8戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月5日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

6月9日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり16着に終わった。

10月8日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。

11月3日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（6戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

12月29日、中7週で迎えた13戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、地方競馬スパッと楽しめ!SPAT4賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

5歳（2019年）

1月25日、中3週で迎えた14戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、雪晴賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

2月8日、中1週で迎えた15戦目は、メガキレイ、メガイルミ賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。