キングオブナポリ（1999年生、母クインオブナポリ）

キングオブナポリ（1999年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のパラダイスクリーク（当時10歳）と交配したクインオブナポリが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）キヨタケ牧場。戦績は、中央平地16戦1勝、地方14戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,260万円（6.3万×200口）で一口馬主が募集された。

畠山重則厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

7月14日、デビュー戦は丸山侯彦騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は486kg。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた2戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るジュリーマンを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。

8月17日、中2週で迎えた3戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の咲花特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

4歳（2003年）

2月9日、約5か月の休み明けで迎えた5戦目は、荻野要騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

2月15日、連闘で迎えた6戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

4月27日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた9戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた10戦目は、ジューンスター賞（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

7月7日、中3週で迎えた11戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、七夕特別（高崎ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月23日、中6週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、3歳以上500万下の咲花特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

9月10日、中2週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた13戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、ファビィホイップ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

10月5日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた16戦目は、ノベンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で高山太郎騎手（5戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に敗れた。

11月18日、連闘で迎えた17戦目は、マルチスター特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高山太郎騎手（6戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた18戦目は、フェイスフルブーツ特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高山太郎騎手（7戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

5歳（2004年）

1月12日、中4週で迎えた19戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

2月19日、中4週で迎えた20戦目は、中央条件交流初午特別（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（8戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月29日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、マーチスター賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（9戦0勝）。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

7月18日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに16kg減らして迎えた22戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高山太郎騎手（10戦0勝）。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

8月21日、中4週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下の柏崎特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高山太郎騎手（11戦0勝）。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高山太郎騎手（12戦0勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

10月24日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた25戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、天王寺都ホテル杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したウインアイオロスを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月8日、中1週で迎えた26戦目は、一般B3-3（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた27戦目は、（株）本田工務店特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺壮騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺壮騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のリンクスプリントをクビ差振り切って久々に勝利を挙げた。

12月20日、中1週で迎えた29戦目は、一般B3-3（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺壮騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6歳（2005年）

1月4日、中1週で迎えた30戦目は、熊木良介騎手を鞍上に迎えて、お正月特別石川県馬主協会長賞（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。